こんにちは。きのひです。
「超入門!ニッポンのまちのしくみ」 福川裕一 監修 青山邦彦 イラスト を読みました。
2019年3月28日 初版発行
「『なぜ?どうして?』がわかる本」
「あのビル、なんでてっぺんがあんなにナナメになっているの?」
町を歩いていて、子どもにそう聞かれたとする。
そう言われると、なんでだろう?そもそも理由なんてあるのかな?
答えられない自分と、そんな疑問、考えたこともなかった自分にふと気づきます。
この本は「子どものギモン」の形を借りて、町の裏側にあるいろいろなからくりについて解説している。
たとえば「2―1 江戸の町づくりは、あるとっても大きなランドマーク(目印)に影響を受けている。なんだと思う?」
東京は関東大震災、そして第二次世界大戦があって、江戸時代の建物はもうほぼ残っていない。
「ただ、ベースには『江戸の町』があるから、東京を知るのに、江戸の町のなりたちを知るのも大切なことなんだよ」
「へええ。皇居が江戸城だったことは知ってるけど、ほかになにか残ってるんですか?」
江戸の町が本格的につくられたのは、徳川家康が幕府を開いた1600年以降のことです。
「町をつくるとき、まわりの地形のなにかを目印にして、そこに向かって道路を敷いたりしたんだ」
「その目印って、なんだと思う?」
「まわりの地形かあ。じゃあ高くて目立つ丘とかかな?」
「実は富士山なんだ」
「あんなに遠いのに!?」
「江戸からは約100㎞離れているけれど、当時は高い建物もないし空気もきれいだっただろうから、見え方も全然ちがっただろう」
「あれだけ大きくてきれいな姿だから、それだけで崇(あが)める対象になったんだ」
「だから自然と、富士山を向くように道がつくられたんだろう」
富士山はどこからでも見える、江戸の町のシンボルでした。
「江戸の町に影響を与えたランドマーク、富士山以外にもあるんだ。それはなんだろう?」
ひとつは富士山を向いている道。
日本橋の西や南側、銀座があるあたりの道です。
「もうひとつ、南北に通る道は主にどこを向いていると思う?」
「実ははるかかなた、茨城県の筑波山(つくばさん)のほうを向いているんだ」
筑波山は標高1000mもないけれど、真っ平らな関東平野から見ると、とっても目立つ山です。
「そして、江戸城から見るとちょうど北東の『鬼門』の方角にある」
鬼門とは鬼が出入りするといわれる、不吉な方角のことです。
「だから、そこを上手く守れば江戸の町は安心、って家康は考えたんだ」
徳川家康は筑波山を江戸城の守りとして大切な場所と考えて、神社もつくりました。
ちなみに「本書は2019年1月現在の情報に則り作成しています」
「各トピックスの回答は『先生』の個人的見解の立場から、諸説が存在するなか、複雑な法規や社会問題を端的に解説するために象徴的な事例のみを抽出して扱った場合があります」