こんにちは。きのひです。
「ブータン、世界でいちばん幸せな女の子」 阿川 佐和子 著 を読みました。
2022年6月30日 第一刷発行
ブータンの本名は丹野朋子(たんのともこ)。
ブタみたいに太っている丹野。
「ブタ丹野、ブー丹野、ブータンなんだって。男子が命名の経緯を説明してくれた」
ちょっとイやなつけかたですね。
てっきり「世界一幸せな国」のブータンかと思ってしまった。
「でもね、私、この渾名つけられたとき、正直言ってちょっと嬉しかったんだ」
「だって、渾名をつけられるってことは、存在を認められるってことでしょ?無視されるよりずっといいもん」
そ・・そうなの?
「ブータンって国、あるでしょ?」
「ブータンってね、世界一幸せ度が高い国なんです」
「私、そのこと知って以来、この渾名、誇りに思うことにしたの」
「そうか、だったら私は世界一幸せ度の高い人間になろうってね」
そういえば「幸せ度」ってどうやってはかってるんでしょうか。
「 IDEAS FOR GOOD 」さんに「2023年最新版 『世界幸福度ランキング』なぜ北欧がいつも上位?調査方法や基準を解説」がありました。
毎年発表される「世界幸福度ランキング」
独立した専門家グループによって構成される「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」が出版する「世界幸福度報告書」の中で、世界各国の人々の幸福度を数値化し国別に順位をつけたものです。
幸福度ランキングの評価基準は個人の主観的な「生活評価(日々の生活にどの程度満足しているか)」の平均に基づいている。
回答者は各国約1,000人で、個人は最近の生活に対する総合的な満足度を「最悪の生活」を0点、「最高の生活」を10点として11段階で評価します。
2023年最新版のランキングでは1.フィンランド、2.デンマーク、3.アイスランド・・47.日本。
・・・135.シエラレオネ共和国、136.レバノン、最下位は137.アフガニスタン。
「なぜ北欧諸国は常に上位なのか」
幸福度ランキングの顕著な特徴はフィンランドやデンマーク、アイスランドなどのスコアが一貫して高いことです。
北欧の国が毎年上位にランクインしてくるのはなぜなのか。
その背景には「信頼できる広範な福祉給付、低い汚職レベル、機能する民主主義や国家制度などの要因」があることが示唆されます。
さらに市民の自律性と自由度の高さ、そして互いに対する社会的信頼が人生の満足度の高さに寄与していると考えられる。
他の分野たとえば民主主義、政治的権利、汚職の少なさ、市民間の信頼、安全感、社会的結束、ジェンダー平等、所得の平等な分配、人間開発指数など世界的な比較を見ても北欧諸国は世界ランキングの上位に入る傾向があります。
ブータンが幸せの国として知られるようになったのは1970年代にブータンの第4代国王ジクメ・センゲ・ワンチュクが提唱した、GNH(国民総幸福量)という概念に由来する。
「国王は世界で初めて国策として幸福を追求しはじめたのです」
しかし「マネーポスト WEB 」さん 2021.10.26 記事によると「ブータンは2019年度版で156か国中95位にとどまって以来、このランキングには登場していない」
行動経済学者の友野典男さんは「かつてブータンの幸福度が高かったのは情報鎖国によって他国の情報が入ってこなかったからでしょう」といいます。
情報が流入し他国と比較できるようになったことで隣の芝生が青く見えるようになり、順位が大きく下がった。
それまで幸せを感じていても人と比べ始めたとたんに幸福度が下がる。
精神科医の樺沢紫苑さんは「日本の幸福度が低いのは他人と比べたがる気質も関係しているでしょう」といいます。
「精神医学においても他人と比較する人は幸せになれないことがわかっています」
お金が足りない、人間関係がうまくいかない、やりたいことが見つからない・・・
その気になれば不幸になるのは簡単。
でもとりあえず「退屈で忙しい日常を日々こなす」
これってとても幸せなことなんだろうなあ。