つらい時はヨットのように

こんにちは。きのひです。

 

「風鳴(ふうめい)の剣」 風野 真知雄 著 を読みました。

2008年2月20日 第1刷発行

2009年11月11日 第11刷発行

 

 

 

 

 

南町奉行所の見習い同心である福川(ふくがわ)竜之助は熊と呼ばれていた男と対峙しています。

福川はすでに熊の仲間二人をたおしている。

 

 

 

 


福川の剣は「風鳴の剣」

剣の刃が風をとらえてひゅうう、と鋭く悲しげな音を響かせます。

 

 

 

 


「剣に仕掛けがあるのですか」と熊が訊きました。

「風をとらえると刃の波紋と刃に刻んだ葵の隠し紋が音を立てるのさ」

 

 

 

 

 

 

「舟は風に向かって帆を立てると前に進むんだってな」

「この原理を使ったらしいぜ」

 

 

 

 

 


そういえばヨットは向かい風でも進んでいきますね。

考えてみれば不思議。

 

 

 

 

 

 

ヨットは風上に向かって「直進」はできません。

45度くらいの角度なら進めます。

 

 

そのため風上に行きたいときは帆を操作することでジグザグに進む。

 

 

 

 

 

 

それは飛行機が空を飛ぶ仕組みにたとえられます。

 


飛行機の翼は上部に盛り上がっている。

空気は翼の形に沿って流れます。

 

 

 

 

 


翼上部の湾曲したラインに沿って流れる空気は湾曲してない翼下部の空気よりも高速です。

一般に流体は高速で流れるほど圧力が小さくなる。

 

 

 

 

 

 

つまり翼の上方では気圧が低くなり下方では気圧が高くなります。

この圧力差で揚力が生まれ飛行機は浮かぶ。

 

 

 

 

 

 

風上に向かうヨットの帆にもこれと同じ現象がみてとれます。

風を受けて膨らんだ帆には飛行機の翼と同様に空気の圧力差による力が発生する。

 

 

 

 

 

 

ヨットには船底にセンターボードがあります。

このセンターボードが抵抗となりヨットが受けた横向きの力を打ち消す。

 

 

 

 


残った力が推進力となりヨットは風の向きに逆らって進むことができます。

大体35~45度の角度で斜めに進むために結果としてジグザグに進んでいく。

 

 

 

 

 

 


「興味の窓」さんの記事にいいことが書いてありました。

 

 

 

 

 

「物事がうまくいかずにつらい時はヨットのことを思い返してみよう」

「逆風に正面から立ち向かうことがつらいなら少しの角度でゆっくり斜めに進んだらいい」

 

 

 

 

 

「ときには方向転換しながら広い視点で見ると着実に前に進んでいる」

「風上に向かうヨットのように」