こんにちは。きのひです。
「自律神経のなかで最も大切な迷走神経の整え方」 小林弘幸 著 を読みました。
2023年9月21日 初版発行
著者は順天堂大学医学部教授。
「30年以上にわたり自律神経について研究してきました」
生命活動の根幹である呼吸、血管、心拍、筋肉、臓器などのはたらきを無意識にコントロールしている自律神経は「交感神経系」(以下、交感神経)と「副交感神経系」(以下、副交感神経)
「自動車でいうアクセルとブレーキのように正反対のはたらきを持った2つの神経で構成されています」
自律神経のバランスが良い状態とは、交感神経と副交感神経の機能がどちらも高く、そして釣(つ)り合いがとれていること。
ところが、ストレスのボリュームが膨(ふく)らんだ現代社会では、交感神経が過剰に優位に傾いている人が急増しています。
「自律神経の研究をして30年以上経ちますが、自律神経のバランスを保つシーソーで、交感神経側に大きく傾ける『ストレス』ほど、わずらわしいものはありません」
ストレスは、まさに人間に与えられた「不幸の種」
その一方で著者は「ストレスは『幸せの種』でもある、とも考えています」
「人生における大切なものを教えてくれている気がして、ストレスに感謝したくなる気持ちもあるくらいです」
ストレスと向き合うことは、どのように生きて、どのように人とかかわっていくのか、ということ。
人によって、さらには状況によって、どのように感じるかが変わります。
「ストレスの9割は、人間関係にある」と言われている。
人間関係がスムーズにいけば、ほとんどのストレスを受け流せるかもしれません。
ただ、相手がいることなので、自分だけでは解決できない。
「そこで、アドバイスです」
「もしも対人関係でストレスを抱えたら、相手の『自律神経が乱れているんだ』という発想を持ってみてください」
そしてストレスを感じたときこそ、背筋を伸ばして視野を広くしてみる。
たとえば「苦手なタイプの新しい仕事」を頼まれたとき。
身構えていると「嫌だな」という感情が先立ち「だから後回しにしよう」という気持ちになってしまいます。
嫌なことは後回しにすればするほど負荷がかかる。
「実際『嫌だな』『苦手だな』と思うようなことでも、やってみたら『そうでもなかった』と思うことは多くあるものです」
強いストレスにさいなまれたら、目をそむけないで紙に書き出してみる。
「次に、そのストレスから生じるリスクや心と体に与える影響を『小』『中』『大』『特大』にランク付けします」
人は、ストレスによって起こるハプニングの大小よりも、それによって引き起こされる先の見えない「モヤモヤした不安」の大きさによって、ストレスや恐怖を増大させてしまう生き物です。
「ふりかかっているストレスを丁寧に一つずつ書き出してリストを作っていくと、最初に『特大』とランク付けしたものでも『たいしたことないかも』と思えてくるものです」
小・中・大にとどまらず「特大」があるのがいいなあ。
ポイントは「リスト化するときにパソコンやスマホに打ち込まずに、手書きすること」だそうです。