こんにちは。きのひです。
「小さなサトリ ミニ・エンライトメントが人生を変える」 無能唱元 著 を読みました。
2007年11月20日 初版印刷
2007年11月30日 初版発行
本書の副題の「エンライトメント」を著者は英語の「悟(さと)り」( enlightment )の意味で使っている。
「人生には気をつけていれば、毎日のように小悟(しょうご)、小さな悟りを体験し、そのたびに、あっ、そうか!とか、ふーむ、なるほど、と感動することがよくあるものです」
本書は著者自身の無数の小さなサトリ集。
著者は長いこと考えてきて、ある日「人間の生命活動とは、結局たった一つのことを繰り返しているに過ぎないのではないか」ということに思いいたった。
それは一言でいうと「リラックス」
「すなわち、自己の心身を弛緩(しかん)させるということなのです」
たとえば空腹感をおぼえると、心身は緊張してくる。
「この緊張は、何かを食べることによって解除され、心身は弛緩(リラックス)するわけです」
心身の緊張はごく日常的なことの中にいつでも生じてくる。
空腹、寒さ、失職、失恋、商品を売り込むときも彼女をくどいているときも受験勉強をしているときも・・。
そうした緊張が何であれ、それがあまりに頻繁に生じるか、あるいは長期に持続すると、人間の肉体の細胞では神経疲労から自己破壊現象が起こるのです。
緊張持続がつづくと人間は無意識のうちに自分を緩(ゆる)めようとする。
これがすなわち「弛緩」(リラックス)であり、それはまた「自己救済」でもあるのです。
緊張は自己の意志とは関係なく自然に発生し人間はそれを緩めることを忙しく繰り返す。
不幸とはどういう状態でしょうか?
それは、過度にこわばった緊張が弛緩しないでいる状態です。
では幸福とはどういう状態でしょうか?
「それは、緊張と弛緩の交替のバランスが円滑(えんかつ)に行われている、ということだと思います」
幸・不幸という精神の分野にあるものを、肉体細胞の活動状態という視点から見てみる。
「心身一如(しんしんいちにょ)という言葉がある通り、心の在り方は身体の状態と共通するものだと言っても過言ではありません」
すなわち、もし私たちが幸福を願うならば、まず自分の肉体細胞の生命活動が円滑に働いていなければならない。
「換言すれば、人間は『楽する』ためにこそ生きているのです」
「人間にとって、良い人生とは、いったいどんな人生を言うのだろう?」という質問に対しての著者の答え。
「それは快適な人生です」
「逆境や、困苦(こんく)を克服するような、立派な大人物になるより、呑気(のんき)に、愉快に暮らしてゆけるような人生の方が、なんぼかましというものです」
「過去の嫌なことは忘れ、未来に予想される嫌なことはできるだけ避けて、自己を制約する聖賢の教えからは可能なかぎり解放させてもらって、より自由に生きてゆきたいものです」
なぜなら、これが、わが心身を悩まさず、傷つけない方法だから。
「御身(おんみ)大切に」
そして
「快適な日々を生きてください」