感じる力と決断力

こんにちは。きのひです。

 

「決断の作法」 桜井章一 著 を読みました。

 

2016年6月15日 初版第1刷発行

 

 

 

 

 

 

 

 

著者は1943年8月4日生まれ。

 

大学時代に麻雀を始め、裏プロとしてデビューしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

以来引退するまで20年間無敗、「雀鬼」の異名を取る。

 

引退後は「雀鬼流麻雀道場牌の音」を開き、麻雀を通して人としての道を後進に指導する「雀鬼会」を始めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

道場に来ている道場生には有名大学出の子がたくさんいる。

 

彼らの多くは社会にうまく適応できていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

「私が見たところ、そうした子の多くはいつも他人の目を気にしている」

 

こういう子たちはどうしたら治るのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それには考える暇を与えないで瞬間的に行動に移させることだ」

 

ちょっとでも時間を与えると「大丈夫だろうか?」という不安が襲ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

そのために彼らに麻雀をやらせてみます。

 

「それもツモったら1秒で捨てるという規則でやらせる」

 

 

 

 

 

 

 

 

牌を持ってきたらサッと捨てる。

 

この感覚を麻雀で養っているうちに、余計なことを考える暇なく会話が続くようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そして頭で考えないで、感じて動くことができるようになる」

 

これは瞬間的判断を養うのにかなり役立つのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「麻雀を知らない人はトランプのババ抜きの感じでもいい」

 

これを会話でやってみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日、この仕事やってくれる?」

 

「はい、やります」

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなた、早めに会社を退社して保育園に行って」

 

「 OK !子どもを迎えに行って連れて帰るよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたが余計なことを何も考えずにそう言えるような人であれば、いずれ大きな仕事の決断がまかされるかもしれない。

 

一般的な人の動きは、だいたい脳から体に「うねり」のように伝わるのだが、この訓練によって体全身のネットワークが魚の群れが一斉に向きを変えるようにサッと反応できるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

「水族館で魚が一瞬で向きを変える姿、あの感覚で仕事をしてみよう」

 

上司に言われたら瞬時に答える。魚のように動く。

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかくこのスピード感を身につけること。

 

「これが実は瞬時に最良の判断ができる訓練になっているのだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

麻雀をやる一般の人たちを見るとわかるが、彼らの手はよく止まります。

 

牌を取ってきて、そして切る、ただそれだけのことなのにやたら時間がかかっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはその間に『損か、得か』という計算や『これで当たったらどうしよう』という不安がよぎるからである」

 

「これは私に言わせれば、計算する脳ばかり駆使して『感じる力』を使っていない証拠である」

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽が燦々と輝いてくれても多くの人間は当り前だと思っているし、雨が降れば降ったで「なぜ雨なんだ。晴れればいいのに」などと勝手なことを言います。

 

太陽や雨があるから農作物は育つし、私たち人間が生きていられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「もっと自然に対しても、また森羅万象あなたのまわりで日々起こっていることを素直に感じるようにしてみよう」

 

「『決断力』とは、実はそうした『感じる力』から生まれると思う」