こんにちは。きのひです。
「 IKIGAI 日本人だけの長く幸せな人生を送る秘訣」 茂木健一郎 著 恩蔵絢子 訳 を読みました。
発行 2018年5月30日
英語で本を出すことは、著者にとって長年の夢だった。
「生きがい」について英語で書いてみないか、という話は突然に、西欧の知り合いからもたらされました。
私たちにとってあたりまえの言葉である「生きがい」
その言葉の何が面白いのか、西欧では「 IKIGAI 」がブームになっていた。
この「 IKIGAI 」を日本人が自分たちの言葉でちゃんと説明してくれないか、という要請がイギリスの出版社からありました。
適任として白羽の矢が立ったのが茂木健一郎だった。
「生きる目的」はもちろん、どんな国の人も持っています。
しかしそれは必ずしも日本語の「生きがい」の含意するものとは違うようだ、ということに西欧の人がまず気がついた。
唯一の絶対神に見せられる、あるいは誰にでも誇れる仕事の業績、家族そして誰かの役に立つ壮大な人生プランが彼らにとっての「生きる目的」です。
一方、日本人は人に伝えて「だからどうした」と言われるものが「生きがい」になることがある。
目が覚めて一番に飲むコーヒーの香り、犬の散歩、車窓からぱっと目に入る満開の桜並木・・
「自分が思っているより自分の支えになっているのは小さなものなのかもしれない」
著者は日本の製品やサービスが一貫して高い質で提供されることに関して「こだわり」という概念があると説明する。
「こだわり」の概念は翻訳しにくいものです。
それは多くの場合、その人の人生を通して維持される一つの態度で「生きがい」の中心的要素を構成する。
「こだわり」を持つ人は特に明瞭な理由もなく「良い」「十分だ」というレベルを超えていきます。
例えばフルーツの生産は、日本人が特に高い「こだわり」を発揮してきた分野。
「完璧なフルーツ」の代表としてマスクメロンがあります。
「その特別なムスク(ジャコウ)の香りにちなんで名づけられたフルーツだ」
マスクメロン・・
「ムスク」メロンだったんですね。
静岡県「くらし・環境」「マスクメロンの呼び名の由来」 更新日2024年8月2日
「温室メロンは食べる頃になると、ムスク( musk )のような良い香りがするために、別名『マスクメロン』( musk melon )とも呼ばれています」
「メロン果実の編み目模様から、英語の mask (面)を連想される方もいると思いますが、実は英語の musk (ギリシャ語の moskhos )から付けられたものです」
「 musk は麝香(じゃこう)の香りを意味しています。マスクメロンの香りがこの麝香のように素晴らしいということがその由来です」
ちなみにメロンの網目模様の画像診断によってメロンの美味しさを評価できる可能性もあるそうです。
国立大学法人山梨大学「プレスリリース」令和4年9月21日「メロンの網目模様に潜む科学法則を発見」
マスクメロンやアンデスメロンなどには表面全体にきれいな網目模様(ネット)が入っています。
この網目模様は、農家の方がメロンの品質を評価するための重要な指標として用いられる。
「網目の間隔が狭く、網目の細かさが均一で、網目が盛り上がっているほど、そのメロンは値段の高い『高級メロン』と評価できるのです」
研究チームは複数のマスクメロンの網目模様のきめ細やかさを調べ、統計的に解析した。
その結果、網目で囲まれた果皮断片の面積がある共通の確率分布に従うことを初めて発見しました。
いっけん個体ごとにバラバラとみえるメロンの網目模様が、ある共通した科学法則に従うことが分かった。
「人の手で識別できるマスクメロンの数には、おのずと上限が生じてしまいます」
「今回の研究成果を発展させるとメロンの成熟度を画像認識によって自動的かつ客観的に判断できる技術に繋がると期待できます」
ところで麝香の香り・・
メロンの香りに似てるんでしょうか。