こんにちは。きのひです。
2020年3月4日 第1刷発行
2021年5月20日 第12刷発行
「時間に追われ、将来の心配をし、みるみる『つまらなくなっていく』大人たちへ。」
「『サボる才能』はあるか?」
本書は、いわば「レールを外れる人生」の練習です。
「この本では、あなたに『サボる才能』があるかを試し、それを磨いていくための『7つの話』をしようと思う」
目的は1つ。
「死ぬまでの『幸せの総量』を増やすためだ」
著者は「1%の努力」で最大の成果を得てきました。
就職氷河期で就職もせず、インターネットにどっぷりの生活。
「『2ちゃんねる』は、他のサービスのいいところをマネた」
「『ニコニコ動画』は、ドワンゴの社員のアイデアに乗っかった」
努力しない努力を極めて、いま、著者はフランスのパリで余生みたいな生活を送る。
著者がもし大学生たちの前で講演をすることがあれば披露しようと思う1つの話があります。
「ネット上で有名な『この壺は満杯か?』の話だ」
「ある大学でこんな授業があったという」
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置きました。
その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。
壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞きました。
「この壺は満杯か?」
教室中の学生が「はい」と答えました。
「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利を取り出した。
そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていきます。
そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」
一人の学生が「たぶん違うだろう」と答えました。
教授は「そうだ」と笑い、教壇の下から砂の入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけます。
「この壺は満杯になったか?」
学生は声を揃えて「いや」と答えます。
教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水を注いだ。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか?」
一人の学生が手を挙げました。
「どんなにスケジュールが厳しいときでも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込むことは可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこではないんだよ」
「大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地は、その後二度とないということなんだ」
「君たちの人生にとって『大きな岩』とは何だろう」
ここでいう「大きな岩」とは、君たちにとって一番大事なもの。
「それを最初に壺の中に入れなさい」
「さもないと、君たちはそれを永遠に失うことになる」
もし君たちが小さな砂利や砂、つまり、自分にとって重要性の低いものから壺を満たしていけば、君たちの人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。
著者は「人生において何を優先させるかは、一度じっくりと考えておいたほうがいい」といいます。
「自分にとっての『大きな岩』はなんだろう?」
「私にとって『食事』は重要なので、テキトーなお店の飲み会には行きません」
「『子どもとの時間』が大事なので、17時ちょうどには必ず退社します」
堂々と周囲に表明しておく。
「もし何かを言われても、言い返せるように理論武装しておいてもいいかもしれない」
優先することを決めて、そのとおりに動く。
「『優先順位』こそが毎日を幸せに生きるコツだと思うからだ」
大切なのは「砂や水が入った」ことではなく「まず岩を入れる」ことでした。