こんにちは。きのひです。
「雨柳堂夢咄(うりゅうどうゆめばなし) 其ノ十七」 波津彬子 著 を読みました。
2018年10月30日 第1刷発行
雨柳堂の店主がやっとみつけた腕のいい按摩(あんま)は久市(ひさいち)といいました。
生まれつき弱視だったのだがだんだん悪くなった。
「ほう。子供のときは見えていたのだね」
「はい。母は私を心配してよく近くのお稲荷様にお参りに行きました」
「ああ。稲荷本社の伏見(ふしみ)稲荷には『眼力(がんりき)さん』があるからねぇ」
「ご存じですか。そのせいか今でも思い出す風景は稲荷神社なんです」
(今日は初午(はつうま)の日だ)
一番覚えている風景だからか、久市は少しおちつかない気持ちになります。
「霊園・墓石のヤシロ 永代供養ナビ」「2025年2月の年中行事『初午』とは?いつどこで行うの?参拝できる神社や行事食は?」
「初午の日に稲荷神社へ参拝することで、お稲荷様の御利益にあやかると信じられてきました」
「じゃらんニュース」「初午とは?2025年はいつ?由来や食べ物、稲荷神社お参りのご利益を紹介 2024.11.07」
「初午とは一般的に初午の日に行われるお祭りや風習をさします」
初午という言葉は2月最初の「午(うま)の日」からきている。
初午の日にちはその年ごとに変わります。
和銅4年(711年)2月初午の日に稲荷大神が稲荷山に鎮座したゆかりの日なのでその年の2月最初の午の日を初午と呼ぶ。
初午には全国各地の稲荷神社で「初午祭」というお祭りが行われます。
「昔は日付を十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)に当てはめて数えていました」
「子」「丑」「寅」と続いて「亥」で一巡すると「子」に戻る。
「このように日付を数え、2月の最初にやってくる『午』の日が『初午』です」
十二支に「狐」っていないんですよね。
「狸」もいないからバランスがとれてるんでしょうか。