こんにちは。きのひです。
「ちょこっと、つまみ」 おいしい文藝(ぶんげい) を読みました。
2020年3月20日 初版印刷
2020年3月30日 初版発行
36篇のつまみエッセイです。
しんみり呑むのも、わいわい呑むのも、「つまみ」あればこそ。
池波正太郎さんのイチオシは「ポテト・フライ」
著者は東京の下町に育ちました。
シューマイほどの大きさに切ったジャガイモにパン粉をつけて狐色に揚げたやつを、食事のときにでなくても買ってきては食べた。
「菓子屋で五銭のキャラメルを買うくらいなら、ポテト・フライをそれだけ買い、辛いソースをたっぷりかけ、生キャベツをそえてかぶりつくのが、まったく好きだった」
「旅へ出て、ホテルへ泊ったときでも、レストランでも、ビールをのむときに、私はこれを注文する」
こういう食堂では、メニューに「フライド・ポテト」とあります。
拍子木に切って丹念にふかしあげたジャガイモを上質の油でカラ揚げにし、皿にもってパセリなどをそえ塩をふって出される。
「むろんパン粉はつけずに揚げてくるのだ」
「うまいことはうまいが、とてもとても我家の『ポテト・フライ』には及ばぬ」
我家のは「親指の先ほどに小さく、ころころに切ったジャガイモにたっぷりパン粉をつけて揚げ、むかし通りに生キャベツにウスターソースをたっぷりかけて食べる」
「食べると三十余年前の自分に返った気持がする」
「私にとってビールの肴には、ポテト・フライが、もっとも好ましい」
「フライド・ポテトではない『ポテト・フライ』である」
フライド・ポテトとポテト・フライ。
どちらが書いてあっても全然違和感ないですが、そんなに違うんでしょうか。
「心の診療所 マルシェグループ」スタッフブログ2017/12/08 「フライドポテトとポテトフライ」
「この2つの違いとしては、外国人に通じる言葉かどうか、です」
ポテトフライは実は和製英語。
フライドポテト( flied potato )は揚げられたジャガイモという意味になるので、英語圏でもある程度は通用します。
正式には、アメリカ英語ではフレンチフライズ、イギリス英語ではチップスという。
ポテトチップスなども含めたジャガイモを油で揚げた料理のことを表します。
一般社団法人日本フライドポテト協会さん「フライドポテトについて」
「フライドポテトに向いている品種がある」
・表面の凸凹が少ない(加工する際に芽の部分の除去が容易)
・高でんぷん粉価である(調理後の食感がホクホクになる)
・還元糖含量が少ない(調理後の黒変が少ない)
・サイズが大きい(長いピースの製品を製造できる)
日本では「ホッカイコガネ、ムサマル、こがね丸」と呼ばれる品種のじゃがいもが使われている。
家庭で作る場合は「男爵、トヨシロ、十勝こがね、ベニアカリ」などもおすすめです。
「日本フライドポテト協会は、食べた人の人生が変わるような『世界最高のフライドポテト』を生み出すことを目的に活動しています」