こんにちは。きのひです。
「それからはスープのことばかり考えて暮らした」 吉田篤弘 著 を読みました。
2009年9月25日 初版発行
2010年3月15日 3刷発行
「この町に住もうと決めたのは、郊外の住宅地に似合った二両編成の路面電車がのんびり走っていて、歩いてもゆける隣駅の近くに、学生のころからよく通っていた古い映画館があったからだ」
アパートの大家さんは、その名も大屋さんといって、アパートの最上階にひとりで暮らしていました。
「オーヤのオーヤよ。覚えやすいでしょ」
昔のフランス映画に出てくる中庭と屋根裏の付いた古アパートのマダムみたいで、気どりがなく、ちょっと豪快なところもある。
「あなた、お名前は?」
「大里といいます」
「オーリ?オーリィ君ね」
大里は失業中の身なのでした。
家賃は前のアパートより少し安いところにしておいた。
でも、このアパートを選んだ理由はそんなことには関係ありませんでした。
最初に下見にいったとき、隣に建っている教会の白い十字架が窓からすぐ目の前に見えたからだった。
「といっても僕には何の信仰もないし、アクセサリーとしてロザリオを首からさげるようなこともない」
「ロザリオ」
十字架とはちがうんでしたっけ。
「愛知・岐阜の質屋かんてい局 小牧店」 Aug 22 , 2018
「ロザリオはアクセサリーじゃない!?クロスネックレスとの違いとは?」
ロザリオは本来聖母マリアへの祈りをささげる為の聖具で、仏教の「数珠」の様な感覚のものです。
ラテン語で「バラの冠」という意味で、一説では祈りの際にロザリオの珠を1つ1つ手繰る様子がバラの花輪を編むように見えるからその様に呼ばれるようになったと言われている。
珠の数や位置にも意味があり、オーソドックスなものは数珠が59個に十字架とセンターメダイ(聖人・聖女が描かれたコインの様な物)という組み合わせになっています。
こういったロザリオはあまり首からかけず、手でもっていったり鞄に入れておいたりする。
クロスネックレスは「十字架」をキリスト教のシンボルとして身に付けているものです。
「『愛』や『永遠の希望』の意味を持つ十字架はアクセサリーとしても違和感なく付けられますね」
ロザリオ専門店「ロザリーマリア」さんの記事に「ロザリオとは」がありました。
「ロザリオとは、カトリック教会での祈りに使用される用具です」
ロザリオで祈ることを「ロザリオの祈り」と言い、珠を数えながら祈っていく。
もっとも一般的な5連のロザリオは、クルシフィクス(磔刑像)とセンターメダイと59個の数珠で構成されていて、位置に応じた唱える言葉があります。
ロザリーマリアさんでは数珠の数が「ロザリオの祈り」(59個)に対応している作品は「ロザリオ」と表記。
数珠の数が59個以外の作品は、基本的に「ロザリオネックレス」等と表記しています。
「ロザリオ」なんだか深い意味のある大切な物なんでした。