こんにちは。きのひです。
「雨柳堂夢咄(うりゅうどうゆめばなし)」(其ノ一) 波津彬子 著 を読みました。
2007年10月1日 新版第1刷発行
「眠れぬ夜の奇妙な話コミックス」
東京の骨董屋にやって来たご隠居。
「見てもらいたい皿があって持ってきたんだけど」
あいにく店主は不在でした。
「北陸の方に買い付けに行っています」
今日は留守番をしている孫しかいません。
「二日ほどしたら戻りますから」
「きっとご隠居さまのお気に召すような物も仕入れてきますよ」
ご隠居が帰ろうと店を出ると閉店の準備を始めました。
「おや、もう戸をたてるのかい?」「宵(よい)の口(くち)だよ」
「祖父がいない間は早じまいを」
「宵の口」
夕方くらいの意味かな?
ライター/カワナミ さんによると「宵の口」は「夜になり始めた頃」
「古くは夜を『宵』『夜中』『明時(あかとき)』の3つに分けました」
「宵」とは日暮れから夜中までのこと。
「中でもその『入り口』を指したのが『宵の口』です」
昼間から夜に移り変わる夕暮れ時は「逢魔が時(おうまがとき)」
「薄暗くなり始め周囲の様子が見えづらいことから『事故や事件など不吉なことに気を付けるよう』そう言われたと考えられます」
「逢魔が時」から日が暮れて「宵の口」になる。
「白黒はっきりと区別することの難しい瞬間にも、日本では古来から名前が付けられていました」
「刹那的な瞬間も、名前を知ると味わうことが出来るようになります」
カワナミさんは元塾講師ライター。
考え方が素敵だなと思いました。