目か耳か

こんにちは。きのひです。

 

「誰にも訪れる耳の不調・難聴を乗り越える本」 杉浦 彩子 著 を読みました。

2020年9月10日 第一刷発行

 

 

 


著者は豊田浄水こころのクリニック副院長。

クリニックでは心療耳科外来としてストレスが関連する耳の不調全般を診療しています。

 

 

 

 


高齢になるとさまざまな健康の問題が出てきます。

その中でもっとも頻度の高い症状が難聴。

 

 

 

 


少なくともどちらか一方の耳に難聴がある人は60代の約半数、70代の約7割、80代の約9割にもなるといわれます。

さまざまなタイプの難聴があっていずれ誰もが難聴になっていく。

 

 

 

 

 

 

目が見えず耳が聞こえず話ができないという三重苦を背負った女性ヘレン・ケラー

彼女は両親と家庭教師の協力のもと並外れた努力をつづけて大学に入学し卒業しました。

 

 

 


そんな彼女は「耳がきこえないのは目が見えないより困難なこと」と述べている。

 

 

 

 

 

 

 

視覚と聴覚でどちらかをどうしても選ぶとなると・・・

私は聴覚より視覚を選ぶような気がする。

 

 

 

 

 

著者も「生活していくうえでは視覚の方が重要です」といってました。

ではなぜヘレンは「耳がきこえない方が困難」だといったのか。

 

 

 

 

 

 


それは声が聞こえない方が圧倒的に孤独だから。

聴覚は言語コミュニケーションと根源的に関わっている感覚器なんです。

 

 

 

 

 

 

耳鼻咽喉科領域に「心療耳鼻咽喉科」という言葉があります。

難聴、耳鳴り、めまいなどはストレスと関係が深い。

 

 

 

 

 

 

 

著者は心療耳鼻咽喉科のなかでも難聴・耳鳴りを専門として心療耳科外来をおこなっている。

そして「補聴器は難聴のリハビリ治療」といいます。

 

 

 

 

 

 

リハビリは「機能」の回復を目指して行われてそれが結果的に「治療」に結びつく。

難聴においても補聴器を使うことで聞き取る力が改善することもあります。

 

 

 

 

 

 


注意しないといけないのは補聴器は「集音器」とは違うこと。

集音器は音声を拡大増幅する装置で医療機器ではないため通販や家電量販店で売られています。

 

 

これは使いかたによっては耳を傷める可能性がある。

 

 

 

 

 

 


私は補聴器をつけるとそれで聞こえるようになるのかと思ってました。

でも補聴器は医療機器で調整が必要だし「補聴器リハビリ」をしていく必要がある。

 

 

 

それは数カ月もかかりこの間に面倒くさくなってあきらめてしまう人は少なくありません。

 

 

 

 

 

 

補聴器のことをなんとなく「耳のメガネ」くらいの感覚で考えていた。

でも全然違うんですね。

 

 

 

 

 

つけるとすぐに耳の機能が回復するわけではない。

そんなに長期間の調整が必要とは知りませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

途中で脱落してしまった人も「かけてすぐ使える」と思ってたからかもしれません。

ある程度の期間をかけての調整が必要と知ってあきらめてしまったのでは。

 

 

 

 

 


聞こえにくくなる前から補聴器に関しての正しい情報を知っておくべきなんだと思いました。