藤吉郎のおべっか

こんにちは。きのひです。

 

「戦略おべっか」 ホイチョイ・プロダクションズ 著 を読みました。

2012年7月11日 第1刷発行

 

副題は「どんな人でも、必ず成功する」

 

「はじめに」で木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が織田信長のゾウリを温める話がでてきます。

 

ある冬の寒い夜のこと。

織田信長が外出しようとすると草履が妙に温かい。

 

「藤吉郎、わしの草履を尻の下に敷いていたな」と叱る信長に藤吉郎はあわてて自分の胸もとを見せます。

草履をあたためていた胸もとは泥で汚れていたという話。

 

 

もうひとつは秀吉の部下である石田三成のお茶の話。

 

鷹狩りでノドが渇いた秀吉が通りがかりのお寺で飲み物を求めました。

応対に出た少年(後の石田三成)が出したお茶。


初めは大きな茶碗にぬるい茶をなみなみと。

おかわりはやや小さめの椀にやや熱めのお茶を。

3杯目は小さな椀に熱々のお茶を出しました。


その気配りに感心した秀吉はその少年を城に連れて帰り家来とした。

 

 

 

この二つの話を著者は「どちらも目上の者に対するわかりやすいおべっかだ」といいます。


「日本史上最も能力の高い2人がベタベタなおべっか使いに目をかけ登用した」

「その歴史的事実にわれわれはもっと注目していい」

 


「いつの時代も能力の高い人間には大きな仕事が集中する」

「だから常に忙しい」

 

「忙しいゆえ『即効性のあるサービス』つまり『露骨なおべっか』に弱い」

「弱いというよりその価値を知っている」

 


「優秀な上司は目の前に山積みした大仕事に意識を集中させている」

「そんな人間には彼自身の助けとなる即効性のあるサービスしか伝わらない」

 

「優秀な部下はそのことを知っている」

 


「『あの人は優秀だからきっと他の人が気づかない自分の良さに気づいてくれるだろう』というのは仕事のできない部下の甘い幻想である。

 

 

「戦略おべっか」はつまり「気くばり」

著者はこれについて36の具体例をあげています。

 


「3日後に100%の答えを出すより翌日60%の答えを出す」

「服は自分のために着るのではない。得意先のために着るものだ」

「クリップは絶対に相手の社名や『御中』にかけない」

 


今の時代「やりすぎ」と感じる人もいるかもしれません。

でも実行するかどうかはともかく言われないと思いつかないことが書いてある。

 

「気くばりとしてこんなことをすると喜んでもらえる」

 

それを知識として知っておき生かせる場があればサッと実行する。

 

 

そりゃ「気が利かない」より「気くばりができる」人の方が周囲に喜ばれます。

自分もしてもらったらきっと嬉しいもの。