こんにちは。きのひです。
「ついていったらこうなった」 多田 文明著 を読みました。
この方の肩書は「キャッチセールス評論家」
世の中こんな勇気のある人がいるんだと思いました(笑)
中身は期待通り「街頭での勧誘についていったらどうなったか」
著者がこれまで契約させられそうになったトータル金額は1,000万円以上。
彼らの言いなりに契約していれば今頃は自己破産していた。
キャッチセールスの現場に潜入してわかったことは勧誘の流れは同じパターンであるということ。
つまり彼らの実態と手法を十分に理解すれば撃退できるということです。
この本が書かれたのは平成15年。
今とはかなり事情がかわってきてるんだろうと思うところもありました。
「出会い系クラブの手口」では「送られてきた返事の手紙の筆跡や内容が似通っている」
「騙すならせめて別の人に書かせるくらいはしてほしい」
今ならメールでしょうから筆跡はわからないなぁ。
このクラブの連絡先は住所しかありませんでした。
問い合わせ先の電話番号は公開されていない。
著者はなんとその住所を探してのりこもうとします。
都心の雑居ビルに着いてそのクラブを探しますが見つかりません。
帰宅後ネットで住所とビル名を検索すると同じ階から違う会社名が6社以上もでてきた!
あの雑居ビルにそんなに会社が入れるはずがない。
郵便局にきくと「あそこはいつも会社名が違うから直接もっていってきくんです」
結局その階は「代行会社のオフィス」「架空オフィス」だった。
読んでてちょっとどきどきしました。
著書さんに何事もなくてよかった。
今でもそういう「代行オフィス」ってありそうですね。
方法は変わっても「キャッチセールス」はなくならないな。